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すいようび

ドトールでコーヒーを飲んでいるとき、ふと視線を感じたので

顔を上げたら、少し離れたところの女性がこちらを見て微笑んでいる。

僕も微笑むと、次に軽く頭を下げた。

また僕はコーヒーに視線を戻し、女性ついて考えた。

知り合い?

いや、友達ではない。

でもどこかで出会った女性だ。

そこで、テーブルに一冊の本が置かれる。

「村上春樹のエッセイ、村上朝日堂」だ。

見上げると、女性が立っている。

「あなたいつも私のいる薬局で薬をかう人よね」

「あ、そうです。こんにちわ」

「こんにちわ。精神が疲れているの?

精神科に通っているみたいだけど」

「ええ、少し調子を崩しているので」

「そうよね。この本、あげる。

村上春樹のエッセイも精神のお薬として先生が処方する時代が来ればいいのに」

「ありがとう」

「お大事に」

女性はそのまま去っていく。

僕は「村上朝日堂」のぺらぺらとめくっていて、そのなかから紙切れがはさまっていることに気づく。

そこにはこう書かれている。

「バター、牛乳、トイレットペーパー、水曜日安い」

僕はふと深呼吸をする。
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[ 2010/04/26 ] 短編小説 | TB(0) | CM(0)












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