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ストリエ最終回公開。水に触れたのか、触れられたのか。詩


第6話、最終回。

ついに切ないこの詩小説もおしまい。

スマホからも、みれます。

君のいない未来にきました。 - 荒木スミシ|ストリエ[β]

https://t.co/JiPPNeq2KJ
。。。



水に触れたのか、触れられたのか。

私は存在しているが、生きているのか、生かされているのか。

それは水を触るように、波紋を作り、その波紋があなたに届く。

あなたの指先も私に触れて。

。。。

水に触れる。

私の指先が水面に波紋をつくる。

きっとこうやって私は存在している不思議。

波紋はあなたの心まで達し、そっと世界をざわつかせる。

それが雨のようにそれぞれの人の波紋になる。

うるさいが、静かな世界だ。

そんな小さなざわつきの連続が今日も水揺れる。

。。。

あなたの人生のどこかで、私はあなたにあったことがあるものです。

どこでどんな風に会ったのか、あなたは忘れていることでしょう。

でも私はあなたを覚えています。

私の名前は、名もなき人、です。

こうして人生を重ねていくなかで、あなたがどんな人になったの。

。。。

新聞に小さく広告を出してみようか。

あなたの殺人願望や、恨みや、破壊衝動を美しい詩にします。

。。。

音楽が君を殺す。

小説が僕を殺す。

映画が私を殺す。

写真がキサマを殺す。

もう生きていない音が、ナイフとなったり、爆弾になったりする。

芸術家たちは生きていないのに、その作品で、僕は自殺する。

これは他殺なのか。

時間を超えた殺人なのか。

。。。

この花があなたの心です。

ご覧のように、封筒にそのままの姿で送れません。

そういうものです。

。。。

確かあれじゃん?

アメリカの卒業式には、みんな帽子を投げる。

だから僕たちも何かを投げたいね、って話になって。

そそ。

それで、卒業式の日に、みんなで靴を投げたっけ。

綺麗な太陽でさ。

投げられた靴たちが、キラキラしていたね。

ああ、また靴を投げる。

どこかで。

。。。

煙草を吸う女がいる。

視線は遠くを見ている。

何かに気づく。

それは視界に何かを捉えた訳ではなく、心の中で何かを見つけたのだ。

その瞬間の瞳ったら、素晴らしい。

人は、心のヒラメキに瞳を輝かせる時、何も見てはいない。

心が瞳に映るのだ。

その時、煙草の灰が落ちる。

。。

腕が細すぎる君について。

足が細すぎる君について。

精神が細すぎる君について。

もう折れそうな心について。

ダイエットは心にもあること。

僕たちは痩せ過ぎていく。

心だけ痩せ過ぎていく。

。。。

よかったね。

人を傷つけることができて。

自分だけをやさしくすることができて。

よかったね。

人を殺せることができて。

自分だけを愛することができて。

見えない幸福論。

透明で愛しい僕たち。

よかったね。

そこから逃げ出せない幸福に甘えて。

そうやって君がいること。

。。。
[ 2015/06/08 ] | TB(0) | CM(0)

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