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神戸新聞(朝刊)2014年5月11日(日)【著者に聞く】記事

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荒木スミシさん「プラネタリウムに星がない」

■酒鬼薔薇事件の未来を小説に

 もう発生から17年になる。
 神戸市須磨区で小学生の男児が殺害され、
 校門に置かれた頭部に犯行声明がはさまれていた「酒鬼薔薇聖斗」事件。
 この事件の加害少年の未来をモチーフに、作家の荒木スミシさんが
小説「プラネタリウムに星がない」を発表した。

「もちろん悩みました。僕が書いていいのかと」。
 だが、書かねばならぬ必然があるとも感じていた。
「宿題だったんです。『透明な存在』という言葉を最初に小説で使った作家として」

 加害少年の犯行声明文には「透明な存在」という言葉があった。
 なぜ、少年はこれほど残虐な事件を起こしたのか。
 心の闇とは? 
 当時、事件の衝撃に戸惑った大人たちは、犯行の謎を解く鍵を必死に探した。
 
 その中に、荒木の小説があった。週刊誌で「事件のシナリオ見つけた!」と
センセーショナルに報じられ、インタビューが殺到した。
 時代の代弁者として「回答」を求められた。

 違和感を抱きながらも、「透明な存在」という言葉に共振する若者たちのために
コメントに応じたという。
 小説家として、あの事件にどう向き合うべきか。
「突き詰めて考えるのが怖かった。自分の傷口をもう一度開くようで」。

 だが、5年ほど前、ある着想が頭に浮かんだ。
 医療少年院を出た少年に子どもがいたら、どうなるのだろう。
 子どもは存在を許されるだろうか。
 幸せになれるだろうか━。
 
 体調不良の影響もあり、1日数行のペースで書き進めた。
 次第に4人の登場人物が勝手に動き出し、自己主張を始めた。

 本書は2011年、自費出版され、レンタルショップの文芸ランキングで
3週連続1位になるなど反響を呼び、3月、大手出版社から文庫化された。

 だが、30回は書き直したラストシーンに納得がいかず、今回、大幅に改編した。
「僕一人では答えを見つけられず、読者からエンディングを募ったんです。
それで、ようやくゴールが見えた。読者との共同作業で完成した本です」

 加害者の葛藤、被害者の苦悩。
 そして、事件に心をかき乱された無数の人々。
「正解はないが、少年法が連れてくる未来と向き合ったつもりです」と語る。
(木村信行・社会部)

あらき・すみし
1968年加古川市生まれ。
97年「シンプルライフ・シンドローム」で注目される。著書に「月曜日、地球を盗む」など。

神戸新聞(朝刊)2014年5月11日(日)【著者に聞く】より


プラネタリウムに星がない (MF文庫ダ・ヴィンチ)プラネタリウムに星がない (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2014/03/25)
荒木 スミシ

商品詳細を見る



「プラネタリウムに星がない」
神戸新聞記者様の感想が届きました。

http://t.co/N3I61nCenA
[ 2014/05/15 ] 営業担当より | TB(0) | CM(0)

日経新聞記事、インタビュー特別版

中堅作家が「ミニ出版社」

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■信じた道を歩み、勝ち取ったメジャー復帰

○ 出版不況と言われて久しい。
一部の売れっ子作家を除けば文芸の新刊は売れず、新作を出しにくくなった。
兵庫県加古川市に住む作家の荒木スミシはそんな現状に反発し、
執筆から編集、営業まで自前でこなし、出版流通に一石を投じる。

○ 若者の繊細な感性を主題にした荒木の小説は首都圏でよく売れる。
音楽CDなども扱う「TSUTAYA」「ヴィレッジヴァンガード」といった店舗が得意先だ。
「舞台は神戸なのに(東京の)下北沢周辺で人気だからシモキタ系とも呼ばれる」と荒木は笑う。

○僅かな売れ筋を除けば新刊は2~3カ月で書店の棚から消え、出版社も書店もじっくり売る余裕がない。
「僕らのような中堅作家は大手から本を出しにくくなった。だったら自分で発表する場をつくろう」。
(それがノンカフェブックスの始まりになる)

○3月下旬には旧作「プラネタリウムに星がない」の改訂版がKADOKAWAメディアファクトリー
(東京・渋谷)から文庫化された。
荒木の本が大手から出るのは11年ぶり。
「自分の出版社と大手の2つのルートで発表できるのは新しい道。いったんメジャーから外れても
頑張れば復帰できると示せた」。
自分の書いた本を人任せにせず自分で売る━━。
信じた道を歩み、勝ち取ったメジャー復帰。

日本経済新聞(夕刊)2014年4月30日(水) 関西view 『次代の創造手』より抜粋



■以下は記事にならなかった荒木スミシのインタビューより、特別バージョン


─田舎、地方で出版社する意味は?

東京だとみんな同じゴールに向かってしまう。自然と同じ作り方になってしまう。
田舎だと違う論理です。家賃も安いし、印刷代も安い。

─ペーパーバックサイズは珍しいですね?

単行本と文庫の境界があいまいにになってますね。
残すのが文庫の目的なのにすぐに絶版。文庫で新刊になったり、すぐに絶版になったり。
本来の役目を失なってしまっている。
「売れないといけない」とう本作りが本屋の速度をはやめる悪循環になっています。
やりかたが裏目にでていますね。

─最近、小さな出版社が増えています

「出版界」という船が沈んでいっているのは、みんな気付いてる。
だからきっと小さい出版社が増えていっている。
大手出版社は1万人売れる裏付けがないと本がつくれない。
本当にそれでいいのか?
大手が変わらないのなら、底辺のミニ出版社が変わっていかないと。
イヤー、小さく本をつくるのは、田舎で古民家を再生する気分です。
小さいことが嬉しい。

─今回、メジャーで文庫を出してみて、何か反響はありますか?

メジャーとインディーのコラボフェアができる。
まただ数店舗だけど、ユニークな売り場になっています。
今回のメジャーは10数年ぶりにピッチングしたような感じです。
本音と建て前というか。
エンターテイメント(メジャー・商業的なもの)とアート(インディーズ)が
混じり合っているものにあこがれます。
エンターテインメントとアートの結婚はどうやったらできるのかな。
今回の「プラネタリウムに星がない」の挑戦はそこにあります。

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─いつも荒木さんはアイデアが豊富です

苦境をアイデアで突破する。
実は今回のメジャーも資金的に苦しいという裏側がある。

─資金面はどうなっているんですか?

ノンカフェブックスだと外注にださないので、原価率は低いです。
原稿料、DTP代もいらない、営業代もいらない。
印刷・製本・紙代のみ。
小部数でも、利益がちゃんとでる。
2000部刷って、1500部売れ続けたらいいんですが、
そんなに僕ひとりでは書き続けられない。
それで他のかたの本もだすことに力をいれています。

─書店さんの理解度は?

書店員さんも、応援してくれる書店さんと、
大手出版社の本しかいれないとかたくなな書店さんの2極化です。
もうすでに売れてるしか、応援しない、という売り方は悲しいです。
理想では本屋さんの風景がいま、どこに行っても同じだから、
品揃えも小さな出版社が混ざって、雑多になればいいな。

─電子書籍に目をむければ、「自分でつくって自分で出す」時代なのかな。

それが可能になってきている。
それに憧れてる人は多い。
「僕は本をつくりたい」を読んでくれたらわかります。
制作の意欲を持つ人は高まってきている。
これは原点帰り、ですよ。
新しいことが始まったんじゃない。
昔の同人誌の時代に戻った。
電子書籍の時代だから、「出版社」
ではなく「出版者」が増えていっていますね。

─次の目標はありますか?

次はメジャーかインディーかわからないけれど、短編集を出したい。
あと、「月曜日、地球を盗む」をメジャーで出すのが、僕の目標であり
ゴールです。
それができれば満足。

─そういういわば「リストラされた作家が小出版社をやって、また
メジャーに戻ることができた」ということが面白いですね

今、3冊以上書く新人作家はほとんどいないです。
ほとんどが、書く場がなくなっています。
その自分の「書き場」を探したときに、「自分で本をつくろう」と思った。
持ち込みよりも自分で出す方がはやかったし。

─ご病気の方はどうですか?

一型糖尿病とバセドー病との合併症の状態です。
しんどいです。
なかなか動けない。
人生なにが起きるかわかりませんね。
まさか病気になるとは思わない。
本当になにもないところから始まったんです。
本をだしたいいっぱいの人たちに、
インディー出版がメジャーに繋がったということを示せた。
そんな人たちの希望になれれば、と思うんです。

(この特別版インタビューは取材メモより書き起こしました)

お問い合わせ

もうすぐ神戸に事務所できます!

non_letters@yahoo.co.jp


プラネタリウムに星がない (MF文庫ダ・ヴィンチ)プラネタリウムに星がない (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2014/03/25)
荒木 スミシ

商品詳細を見る
[ 2014/05/02 ] 営業担当より | TB(0) | CM(0)

30水、日本経済新聞関西版のります

「プラネタリウムに星がない」全国書店にて発売中。

http://t.co/NXS0CXPTn3

4月30日(水)付け日本経済新聞夕刊関西版

(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山の6府県で

配布)

関西view面、

荒木スミシをとりあげていただけることになりました。

是非、荒木スミシや、

ノンカフェブックスをよろしくお願いします。

ご興味わきましたら、メールも受け付けてます!

もうすぐ神戸に事務所もつくります!

お問い合わせ先 

non_letters@yahoo.co.jp

[ 2014/04/30 ] 営業担当より | TB(0) | CM(0)

「プラネタリウムに星がない」文庫版、情報はこちら

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『プラネタリウムに星がない』荒木スミシ
(MF文庫ダ・ヴィンチ)より3/25刊行
本体価格 630円(税別)
発行:株式会社KADOKAWA
   メディアファクトリー


「僕の父親は連続殺人犯でした」
酒鬼薔薇事件の未来を小説で描いた衝撃作


インディーズ出版発の
奇跡のベストセラー
待望の文庫化

TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
文芸ランキング3週連続第1位



心がないのに、
たまらなく淋しくなるのはなぜだろう?



ストーリー

先生、僕は存在していいのかな?

作家・荒木スミシを長年の苦悩から蘇らせたのは、
テラという少年の手紙だった。
「もうすぐあなたにお会いします。先生の小説が僕の命を救ったからです」
━━しかし、それは同時に新たな苦悩の始まりでもあった。
テラこそ、彼をどん底へと誘ったある連続殺人犯の息子だったのだ。
謝罪とは、赦しとは何かを問いかける、きらめく夏が始まる。
酒鬼薔薇事件の未来を小説化した衝撃作。
(解説/増渕俊之)

カバーイラスト、宮島亜希

インディーズ版に加え、ラストシーン加筆。

プラネタリウムに星がない、映像CM↓

http://t.co/thpxKOmvwA

抜粋

「君がテラかい?」
「そうだよ。先生。先生が眠っている間、ずっと待ってたよ」
        *
少年は私の手を取ると、自分の左胸にその手を押し当てた。
心臓の動きが私のてのひらに伝わってきた。
突然のコミュニケーションに私の頬は赤くなり、呼吸も速くなった。
少年は明るく微笑み、その若さが私をも微笑ませた。
なんていうことだ。
私はもう既に少年の存在の虜になっているではないか。

記事より

少年版「ロリータ」を彷彿させる一夏の描写が素晴らしい
、、、「宝島」6/25発売号より

重いテーマを底に潜ませながらも、
儚いほど、美しい青春小説となっている。
、、、「ダヴィンチ」8/6発売号より


Amazon、「プラネタリウムに星がない」文庫版

http://t.co/ZooQqynN24

電子書籍版も発売されます。
角川BOOKWALKERが、3月25日
http://t.co/UNaqPoYxtr

その他が4月8日発売です。

よろしくお願いします

神戸新聞記事

http://sumishi.blog114.fc2.com/blog-date-20140515.html
[ 2014/02/22 ] 営業担当より | TB(0) | CM(0)

テラ君の絵

「プラネタリウムに星がない」の読者のかたから

素敵な贈り物が届きました。

絵です。

素敵です。

最高の贈り物。

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yoriyukiさん、ありがとう。

テラ君の表情がなんともいえない。
[ 2013/10/02 ] 営業担当より | TB(0) | CM(0)












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